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アーゼラの副作用と治療期間中の注意事項

アーゼラの治療によって、副作用があらわれることがあります。

アーゼラの治療期間中や治療終了後にあらわれる可能性のある副作用についてご紹介します。
副作用は、特に1回目のアーゼラの治療後にあらわれることが多いです。また、2回目以降の治療時も1回目の治療でみられなかった副作用があらわれることがあるので、十分に注意が必要です。
副作用のあらわれ方は人によって差があります。アーゼラの治療開始前にお薬を投与することで、一部の副作用を軽減することができます。また副作用があらわれたときは、重症化しないために早めに対処することが大切です。副作用による症状などについて理解し、気になる症状があらわれたときは、主治医、看護師や薬剤師に連絡してください。

アーゼラの治療当日~数日以内に注意すべき主な症状

主な自覚症状 熱っぽい 寒気がする 発疹がでる 痛みがある 咳がでる 息苦しい めまいがする 頭痛がする どきどきする など

インフュージョンリアクション(薬剤注入に伴う反応)の可能性があります。特に1回目の治療時や治療後24時間以内はこれらの症状に十分に注意してください。また、2回目以降の治療時にもあらわれることがあるので注意が必要です。

予防・対処法
副作用の軽減のため、アーゼラ治療前にお薬を投与します。しかし完全に防ぐことはできないので、自覚症状に注意してください。症状があらわれた場合は、すぐに対処する必要があります。すみやかに主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。

主な自覚症状 トイレに行く回数が減った 尿量が減った など

腫瘍崩壊症候群の可能性があります。治療後の12~72時間以内にこれらの症状があらわれることが多いので、十分に注意してください。

予防・対処法
もともと腎臓の機能が低下していたり、がん細胞が多い患者さんはこの副作用があらわれやすいので、予防処置を行うこともあります。アーゼラの治療後は、血液検査、尿検査、尿量測定を行うことで、この副作用があらわれていないか確認します。症状があらわれたら、すみやかに主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。

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アーゼラの治療期間中・終了後に注意すべき主な症状

主な自覚症状 歩くのが困難になる 忘れっぽくなる 口がもつれて上手に話せない 目が見えにくくなる など

進行性多巣性白質脳症の可能性があります。細胞に傷害を与える抗がん剤などを投与することでまれにあらわれることがあります。

対処法
このような症状があらわれた場合は、MRIの画像検査などを行い、すみやかに対処する必要がありますので、主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。また場合によって、神経科医を受診していただくことがあります。

主な自覚症状 身体がだるい 食欲がでない 吐き気がする 尿が茶色っぽい 皮膚や粘膜が黄色い など

肝炎・肝機能障害・黄疸の可能性があります。

予防・対処法
この副作用があらわれやすいと予測される患者さんに対しては、予防処置を行うことがあります。B型肝炎ウイルスをもっている、または過去にもっていたことがある患者さんはアーゼラの治療期間中・治療終了後、血液検査を行って、患者さんの状態を確認します。症状があらわれた場合は、すみやかに主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。

主な自覚症状 熱がでる 身体がだるい 咳がでる のどが痛い 残尿感・排尿痛がある あざができやすい など

感染症・血球減少の可能性があります。

対処法
慢性リンパ性白血病患者さんは、身体の免疫力の低下や、正常な血液細胞の減少によって、細菌やウイルスなどに感染しやすい状態になっています。血液中の血球減少については、自覚症状があらわれない場合もあり、アーゼラの治療期間中に、定期的に血液検査を行って確認します。感染症や血球減少に関連した症状があらわれた場合は、すみやかに主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。

日常生活の工夫

  • 激しい運動を控える
  • 外出時にマスクを着用する
  • トイレの後、食事前などに手洗いをする
  • やわらかい歯ブラシを使う
  • 疲れたと感じたときは休む
  • かみそりを使う時など、切り傷を作らないように気をつける
  • 帰宅時にうがいをする
  • 動物や植物に触るときは手袋をはめる

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その他の副作用と主な自覚症状

次のような症状があらわれたら、主治医、看護師や薬剤師にご連絡ください。

主な自覚症状 考えられる副作用
  • 階段の登りなどでの息切れ・息苦しさ、空咳、発熱 間質性肺炎
  • 動悸、息切れ、疲れやすさ、足のむくみ 心不全などの心障害
  • 高熱、目の充血、くちびるのただれ、のどの痛み、広範囲の皮膚の赤み 中毒性表皮壊死融解症
  • 腹痛、おなかの張り 腸閉塞
  • 体重増加、身体のだるさ、むくみ、血尿 腎不全などの腎障害
  • めまい、ふらつき、立ちくらみ、脱力感 血圧の低下

アーゼラの治療期間中は特別な日常生活の制限はありませんが、無理をせず過ごすようにしましょう。日頃から副作用による症状などの体調変化に注意して、体調の記録を残すようにしましょう。いつもと違う症状があった場合は、次の受診を待たずに早めに主治医、薬剤師や看護師に連絡してください。
また、他の病気で他の診療科にかかる時は、アーゼラの治療を受けていることを医師に伝えましょう。

本サイトでは、「アーゼラ®点滴静注液100/1000mg」(以下、アーゼラ)による治療を受けられる患者さんとそのご家族に向けて、アーゼラによる治療についてご理解を深めていただき、適切にご使用いただくための情報を提供しています。医学的な判断、アドバイスを提供するものではないことをご理解ください。
アーゼラによる治療に関しては、必ず主治医の指示に従っていただくことが大切です。治療等に関するご質問は主治医または薬剤師にご相談ください。

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