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慢性リンパ性白血病とは?

血液の中の白血球が細菌やウイルスなどの異物から身体を守る働きをしています。

血液の中には、赤血球、白血球および血小板という血液細胞が含まれており、そのうち、細菌やウイルスなどの異物から身体を守る働きをしているのが白血球です。白血球は顆粒球、単球、リンパ球に分類され、なかでもリンパ球は身体の中を循環して細菌やウイルスなどの異物の侵入を監視するという重要な役割を担っています。リンパ球は、Bリンパ球、Tリンパ球やナチュラルキラー細胞があり、それぞれ次の働きを担っています。

Bリンパ球:
細菌やウイルスなどの異物に結合して除去する働きを行う抗体を作ります。
Tリンパ球:
異物の情報を伝えたり、ウイルスに感染した細胞などを攻撃したり、抗体を作る働きを助けます。
ナチュラルキラー細胞:
ウイルスに感染した細胞やがん細胞を攻撃します。

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慢性リンパ性白血病は、異常なBリンパ球が増殖する病気です。

白血病はがん化した血液細胞が増殖する病気です。増殖する細胞が骨髄系かリンパ系かによって大きく2つに分類され、さらに急性か慢性かでも分類されます。
慢性リンパ性白血病は、異常なBリンパ球が増殖する病気です。そのため、慢性リンパ性白血病患者さんでは、細菌やウイルスによる感染に対する抵抗力が低下し、感染症があらわれやすくなります。また、正常な血液細胞を作る機能が抑制されて、貧血や出血傾向があらわれます。

正常な血液細胞 慢性リンパ性白血病患者さんの血液細胞

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慢性リンパ性白血病は中高年~高齢の患者さんが多く、日本での発症率は全白血病中の約1~3%です。

慢性リンパ性白血病の患者さんは50歳以上の方が多く、女性より男性のほうが多い(男性:女性=2:1)ことが知られています。欧米では全白血病の中で慢性リンパ性白血病は約25%を占めている頻度の高い白血病ですが、日本では約1~3%と発症率が少なくまれです。慢性リンパ性白血病の発症する要因などは明らかになっていません。

2001~2006年の調査

2001~2006年の調査 Aoki R, et al. Pathol Int. 2008; 58: 174-182.

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慢性リンパ性白血病は、初期は症状を伴うことが少なく、進行するとリンパ節の腫れやだるさなどの症状があらわれてきます。

慢性リンパ性白血病は、患者さんによって経過が異なりますが、ゆっくりとした経過をたどることが多く、初期はほとんど自覚症状を伴いません。そのため、定期健診や他の病気で受診した際の血液検査で異常がみられたことから、偶然に発見されることがあります。
病気が進行してくると、首・脇の下・足の付け根などのリンパ節の腫れ、だるさや食欲不振、発熱、皮疹などの症状があらわれてきます。貧血や出血傾向による運動時の息切れや動悸、皮膚の内出血の増加などがみられることもあります。
また、通常慢性リンパ性白血病は緩やかに進行しますが、一部(約3.5%)で、病状が急に悪くなるリヒター症候群と呼ばれる病気を発症する場合があります。

リンパ節の腫れ

だるさ

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